土の匂いを知っていますか?


畑の中には、あちらこちらに虫がいるのですが、

不思議と野菜の周りにはあまりいません。


私も不思議に思うのですが、

ただ、土作りは全身全霊をかけて取り組んでいます。


有楽椿

青木農家の畑には、高さ20メートルはゆうに超える椿が生えています

「有楽椿」として、岐阜の保存樹に指定されている、青木農家の椿は、

室町時代から畑を守ってきました。


300年以上、生き続けている有楽椿は、春になると花を咲かせ、夏には葉を茂らせ、

秋から冬にかけて、花や葉っぱが風に運ばれ畑へ落ちます。


有楽椿の花や葉っぱは乾燥させて、落ち葉と合わせて腐葉土を作り、

畑の土に混ぜ込んで、土を作っていきます。


青木農家の畑の歴史と共に、日々の絶え間ぬ積み重ねによって、作り上げた土は、

成熟した芳ばしい匂いがして、やわらかいです。


青木農家の野菜たちは、大地に根を張り、土の地力で、野菜の命がうるおい、

虫や病気を寄せ付けないんだと、私は思っています。


土

畑の土を手に掬って頬張り、目を閉じると、

渋い苦味とほんのりとした甘味が口の中に広がります。

そんな土で育った野菜は、綺麗で、光沢があります。


土

畑へ1歩足を踏み入れ、土を踏みしめると、

大地と、どこまでも続く真っ青な空が広がり、気持ちが晴れ渡ります。


野菜たちは大空の下、太陽の光を浴びて空へ向かって、成長します。

風にそよぎ、草たちと共に生き抜きます。


大地に根を張り、風と太陽で育った野菜たちを、

ぜひ、見て、食べていただきたいです。